「笑いの解剖」
今回はこちらの書籍を読んで感じたことをお伝えします。
まずは、笑いに対しての私自身の思いをお伝えしたいと思います。
しかし、それには関心がないという方は下記へ呼び飛ばしてください。(笑)
お笑いに興味を持ち始めていたのは、
小中学校の頃から兄とテレビ番組で
見ていた事が始まりだったように感じます。
何かにこだわるわけでもなく、ただおもしろい物を見ることが楽しく、
たまにはネタの真似をして周囲を笑わしていたこともありました。
もちろんその時代によって、
好きなキャラクターやコンビもいて、
その人たちが出る番組を
予約や録画もしたりしていました。
今も子供と一緒ににお笑い番組を見て笑えていることがとても幸せです。
いつかの本より、
笑うことで人間はエンドルフィンという、
幸福のホルモンが出る
と学んだことが非常に印象的で、
笑うことで何か自分の調子が良くなっているように感じることもあります。
笑いは福を呼ぶとも言います。
困った時も笑えれば、自分自身の心は晴れ
更にはそこの場にいる人達をも穏やかにし
雰囲気を改善できるかもしれない、
前向きな気持ちを持てるかもしれません。
笑う事が良いことだと感じてから
そう感じる日々も少なくありません。
今回は笑いについて、特にお笑いのメカニズムという事にフォーカスを当てた書籍ではありますが、
日常のふいに湧き上がる笑いのメカニズムも同様のため
読み終わった際もそういった関係性が感じられて、とても笑いについて親近感と深い理解ができて感動しています。
それでは笑いのメカニズムを紹介していきます。
笑いには4ステップあると言われてます。
ステップ1
【不自然さを認知すること】
当然の話ですけど、笑いのネタかごくごく自然だったら
ただの会話や劇で終わってしまいますね?
そこにリアルさがどれだけ出ようが、笑いは起きません。
むしろ笑ってしまったらこちらが反感を受けるくらいです。
ステップ2
【不自然さをもたらす主体に親しみを持っていること】
続いてネタがどれだけ不自然であっても、
人道外れた支離滅裂じゃあ、
見てる人は、え?って困惑しますよね?
主体となる事柄に共感ができ、身近にイメージ出来なさそうな…
「わかる、わかる」とか「そうそう」
と本能的に反応できるものじゃないといけないのです。
絶妙な感じですよね。
ギリギリのラインを攻める事も大きな笑いへとつながるものです。
ステップ3
【不自然さに対する非当事者性があること】
ハプニング映像をイメージしてください。
自分だったら、びっくりしてあっけにとられたり、恐怖にもなる事です。
なのに…
爆笑してますよね?
他人事ですよね?
だから笑ってられるんです。
ドッキリもそうです。
自分だったらとんでもなく慌てたり、
死ぬ思いをしてるかもしれない。
なのに見てる側に居る人はは爆笑してます。
ステップ3はそういう事なんです。
ステップ4
【不自然さから心の解放ができる事】
ステップ3とも似てますが、
笑いのネタには、他人事として捉えられる出来事と、そうとは言ってられない程の出来事があります。
対象としている事柄が、一見関係なさそうに見えますが、
どこか自分が関係しているような気になってしまったり、
そこに対して必要以上にこだわってしまうネタだと、
笑わずに他の感情が出現してしまいます。
これが解放されないという事です。
ボケの対象が少し悲惨であったりする事も、
笑ってられないなーってなりますよね?
これが【不自然さから心の解放ができる事】です。
こう言った4つのステップを踏めた段階で笑いは初めて多くの方の爆笑を誘います。
その爆笑を狙いお笑い芸人さんも日々の生活の中からネタを模索しているという事です。
一見偶然のように思われる笑いでも、
こう言った前提が自然と人間に植え付けられているという事はとても興味深い事だと思います。
意図的に作り出す笑いでも、自然に溢れ出る笑いもメカニズムは同じで、結果的に周りに与えるものも同じだと思います。
それは笑うことで心が前向きになるからです。
是非笑いが溢れた時にこれって?って今のステップを思い出してみて下さい。
新しい感覚が体感できると思います。
笑いを大切にした生活もいいものです。